たまに出会い系サイトのことを思い出すことがあります。
モテない男性にとって15年ほど前だと出会い系サイト全盛期。それ以前はテレクラやツーショットダイヤルがありました。
- テレクラ(店舗に入店し女性から電話がかかってきたら会話をする。)
- 伝言ダイヤルやツーショットダイヤル(自宅で出来るテレクラ)
テレクラやツーショットダイヤルと違い、携帯があれば手軽に利用できるネット型の出会い系サイトが人気となるのは必然でした。
今は出会い系サイト(マッチングサイトと呼ばれることも)やマッチングアプリが普通に存在しています。男女共に怪しいモノと認識されなくなっています。
15年以上前から考えると信じられないほど健全化しました。
今日は昔の出会い系サイトから現在のマッチングアプリの比較や変遷について解説していきます。

1999年に伝説のスタービーチことスタビが登場!

伝説の出会い系掲示板でメル友募集掲示板があり、出会い系サイトの走りと言っていいものでした。これによりネットでの出会いが始まるようになりました。
今のようにスマホの時代じゃなくガラケーだったのでとてもシンプルな作りだったと記憶しています。
現在のマッチングサイトのように、年齢確認や本人確認があるわけでもなかったので、多くの未成年者が援助交際目的で利用してました。
この時代に出会い系の隠語(ホ別)などが生まれました。
爆発的に流行った理由として、
- PCじゃなく携帯で使えた
- 男女共に完全無料
- 高校生の携帯所有率の増加
が、考えられます。
無法地帯ですので、多くのトラブルが発生するようになり、悪質業者が横行したりして2000年半ばには衰退していきました。
ただ、スタービーチ全盛のころは援助交際が流行っていたのは事実です。自分は女性をお金で買ったことがなかったのですが、周りでは女子高生と援助で性交渉をしたという話をよくききました。
この当時の男性にとって、武勇伝だったのかもしれません。
現在は、未成年とのSEXは禁止です。
未成年との性行為は、相手が18歳以上で、かつ合意があれば基本的に犯罪になりません。一方、相手が18歳未満の場合、合意があっても「淫行」として、条例や法律によって処罰される場合があります。相手が16歳未満であれば、さらに重く法律によって罰せられるおそれがあります。
基本的な出会いの場は昔も今もそんなに違いはありません。
2004年にはmixiが設立され社会的ブームになった
日本のSNS創生期を支えたサービスがmixi。
飲み会や出会った異性と「マイミク(友達)になろう!」がみんなの口癖となりました。
mixiはSNSなので陽キャにとっては使い勝手がいいものでした。
イケメン陽キャだと画像や日記を上げただけで、たくさんのコメントやイイネがつきました。この時代はマイミクの多さが一つのステータスになったように思えます。
モテる人たちはよりモテるようになり、陰キャなどのモテない人間にとってはあまり旨みのないものでした。
スタビのように個別で誰かと仲良くなるというシステムと違い、周りを巻き込んで仲良くなるSNSには魅力を感じない人も多くいました。
ニューハーフや童貞、エロい女性もみんなアカウントを持っていたのではないでしょうか。
よりエロの方に向かう人たちは出会い系サイトへ

- mixiでモテない人。
- 身分を隠して遊びたい。
- 援助交際をしたい。
この人たちが辿り着いたのが出会い系サイトです。スタビなどの完全無料のオープン型ではなく会員登録をして遊ぶ発展した出会い系サイト。
男性は遊ぶのにお金がかかります。これによって男性会員数がスタビのときより減って、遊びやすい空間が設備されました。
少しお金をかけるだけで男性は女性と出会いやすくなりました。女性にとっては男性数が減ってマイナス要素が強くなっのたかもしれません。
今じゃ考えられないかもしれませんが、この当時は女子高生と簡単に援助交際ができました。
犯罪も多くて美人局とかもよくありました。
昔の出会い系サイトは今考えると凄まじい世界
さすがに出会い系サイトの世界も少しずつ真っ当になっていきます。
このぐらいからじょじょに18歳未満との出会いが減っていったのですが、確定的だったのが年齢確認が「義務化」されたのは2009年。この法律によって利用者が18歳以上であることを確認することが義務付けられました。
これがどういうことかというと、ほとんどが援助交際でしたが、18歳未満の女子高生と遊べた時代です。出会い系サイトの運営もほぼザル状態で機能不全となっていました。
男も女も欲望のままエロに向かっていました。

昔の出会い系サイトは顔画像をちゃんと見ることも出来なかったから、出会うまでどんなのが現れるか分からない恐怖もあったな笑

モテた先輩のおかげで女と結構出会ってたんでしょ?
事件も多くニュースで見ることも多かった
当たり前のことですが、事件も多くあって、しょっちゅうニュースで出会い系サイト関連が報道されていました。
この当時はこれらのニュースを見ても「また出会い系サイトの事件か」という感覚になっていたと思います。
「出会い系サイト」。興味本位でアクセスし、事件に巻き込まれたケースのうち、なんと84.8%が18歳未満の児童という報告があります!
2007年の「児童買春・児童ポルノ禁止法」違反事件は1914件。児童買春で摘発された1347件のうち、679件が出会い系サイトをきっかけとしたもの
年齢確認が「義務化」される前は18歳未満が巻き込まれる事件や摘発が増加してました。年齢確認が義務付けられた後は検挙件数が減少していきました。
優良と言われる出会い系サイトは年齢確認を徹底するようになりましたが、まだ一部だったのでこのような数字になっていたんだと思います。
世の中のイメージは最悪
サクラを使った悪質な出会い系サイトがはびこっていました。迷惑メールも問題視され始めました。
先ほど話題にした援助交際の問題もあり、世間の出会い系サイトに対するイメージが悪質なものと定着したのです。
このネガティブなイメージをポジティブに転換するのに長い時間がかかりました。
現在は出会い系サイトはなくなりマッチングサイト・マッチングアプリと名前を変えて発展期に突入しています。

そんなにイメージ悪かったんだ?うちらの世代だとそんなことないけど…

びっくりするぐらい時代が変わったんだよねぇ
昔の出会い系サイトと今の出会い系サイトの違い
昔の出会い系サイト | 今の出会い系サイト | マッチングアプリ | |
---|---|---|---|
女性利用者 | 18歳未満の利用あり | 18歳未満の利用禁止 | 18歳未満の利用禁止 |
女性の利用目的 | 援助交際が多め | パパ活と純粋な出会い | 純粋な出会いが多め |
運営やセキュリティ | ほぼ機能してない | 機能している | 機能している |
年齢確認の有無 | 2009年までなし | あり | あり |
昔の出会い系サイトはなんでもありの無法地帯。
年月が経ち、優良出会い系サイトが出会い系マッチングサイトに移行。また出会い系マッチングサイトより、もっと健全な面を出しているマッチングアプリが誕生しています。
スマホ時代になって手軽に出会いを探せるようになりました。
マッチングサイト時代になり健全になったなと思います。もちろんマッチングサイトやマッチングアプリの中には人気もなければ出会う確率が少ないところもあります。
最終的にはご自身がネットで情報を得るなりして優良な場所で遊ぶことが大事となります。
まとめ
- 昔の出会い系サイトは男性も完全無料で遊べた。
- 年齢確認もなくて18歳未満と出会えることも容易だった。
- 事件も多く社会のイメージは最悪だった。
- 現在はマッチングサイト・マッチングアプリとなって健全化している。
駆け足で出会い系サイト時代の話をしました。
伝説のスタビ誕生から20年以上経ちますが、出会い系サイトはここまで変化を遂げました。出会いを求める男女はどの時代にもあります。
多様化する中、悪質な業者や意図しないパパ活募集など注意が必要なこともありますが、昔の危なかった時代と比べると最高にハッピーだと思います。
これからも安心して遊べるよう発展していってほしいものです。